
エンジニア転職でありがちな失敗のひとつが、転職エージェントを1社だけで進めてしまうことです。
実務経験2年以上になると選択肢が増える一方で、情報が偏ると判断ミスもしやすくなります。結論として、転職を成功させたいなら転職エージェントは“比較して選ぶ”のが基本です。
この記事では、なぜ比較が必要なのかを、具体的な理由とともに解説します。
理由1:エージェントごとに“持っている求人”が違う
転職エージェントは、同じ「エンジニア向け」と言っても得意分野が違います。
- 自社開発・Web系に強い
- SIer・大手企業に強い
- ハイクラス(高年収)に強い
- フルリモートや地方案件に強い
- 特定技術領域(例:SRE、データ、セキュリティ等)に強い
つまり、1社しか使わないと 見える求人の世界が狭くなります。
複数に登録して、比較・検討するだけでも、キャリアの選択肢は大きく広がります。
理由2:同じスキルでも「提示年収」が変わることがある
年収は、能力だけでなく
- どの企業に出会うか
- どのポジションで提案されるか
- 交渉がどれだけうまくいくか
で変わります。
- 年収交渉の強さ
- 企業との関係性
- 提案の仕方(職務経歴書の見せ方)
エージェントによってこれらに違いがありますので、同じ人でもオファーに差が出ることがあります。
理由3:担当者の質・相性に当たり外れがある
転職活動の満足度は、担当者でかなり変わります。
- 技術理解が深い(職種理解がある)
- 希望の意図を汲んでくれる
- レスポンスが速い
- 無理な応募を押してこない
- 交渉や選考対策が具体的
逆に、相性が悪い担当者だと
- ズレた求人ばかり
- 意図しない方向に誘導される
- 選考が雑になる
といった形で失敗要因にも。複数エージェントを使うことで、自然と「任せるべき担当者」が見えてきます。
理由4:ブラック回避のための“情報源”が増える
求人票だけでは見えない部分(実態)は、情報源が多いほど見抜きやすいです。
たとえば、
- レガシー比率
- 開発体制(レビュー、CI/CD、テスト)
- 残業・炎上の頻度
- 配属や業務内容のブレ(特にSES等)
- 評価制度の透明性
こうした点は、複数エージェントから話を聞くことで“ズレ”が見えてきます。
理由5:比較するから“冷静に判断できる”ようになる
1社だけで進めると、どうしても情報が偏ります。
- その会社が良く見える
- その求人しかない気がする
- 「今決めないと」焦る
でも複数社を比較すると、
- 相場感がつく
- 条件の妥当性がわかる
- 優先順位が整理される
- 即決を避けられる
結果、後悔しづらい意思決定ができます。
では、何社比較するのがベストなのか。
管理コストと情報量のバランスを考えると、経験2年以上のエンジニアなら3〜5社が目安になってきます。
ただ、職種に特化したエージェントもいるので、
総合型:2〜3社
特化型:1〜2社
の構成で活動を進めると、求人の幅も質も担保しやすいです。
まとめ|転職成功の確率を上げるなら「比較」が最短ルート
転職エージェントを比較するべき理由は、
- 求人がエージェントごとに違う
- 年収や条件に差が出ることがある
- 担当者の質・相性に当たり外れがある
- 企業の実態を多角的に見られる
- 相場観がついて冷静に判断できる
この5つです。
転職活動は、情報の質と量で結果が変わります。
エージェントを1社に絞るのではなく、比較して“最適解”を取りに行きましょう。